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韓国のスヒョンファンのブログで紹介されていた

スヒョン君が「ドリームハイ」のサムドン役を

まだ射止めていない頃のインタビュー

 

俳優としてデビューして

3年目に語られた彼の言葉に

彼が背負っているもの・・・

キム・スヒョンの原点が見える気がする。

 

ヨンヒさんにお願いして訳していただきました

 

 

 

 

 

キム・スヒョンナイロン＿NYLON

（2010年03月号）

インタビュー追加

(ナイロンは画報の眼差しもお気に入りだが

 個人的に彼が行ったインタビューの中で

 最も気に入っているインタービューだ)

 

 

 

 

今日は彼の4回目のインタビューの日だ。

大きなノースフェイスの茶色ジャンパーに

痩せた身体を隠して

キム・スヒョンは椅子に腰かけた。

自分の前に置かれた飲料水を

時々触るだけで飲もうとはしない。

冷えた地下のスタジオは今

彼に対して敵対的のように見えた。

彼は病院帰りだった。

月曜日に行われるはずだったインタビューが

仕方なく金曜日に延期になったのは

１週間前彼が心臓の手術を受けたからだった。

多少、蒼白な顔色をした彼は

完全に回復していない状態だった。

 

「ごめんなさい。

 だけど、大きな手術ではなかったんです。

 以前だったら胸を切っていたと思いますが

 今はそうではありませんでした。大丈夫です。

 今は健康です。」

 

彼は中学の頃からよくなかったという

自分の心臓について

それ以上話したくないようだった。

けれど、会話が飛び交うスタッフたちの重い足音

そして雰囲気を把握していない

ファッション的な音楽に埋もれよく聞こえなかった。

「クリスマスに雪は降るの」や

ＳＢＳ年末特集劇「父の家」撮影後に

何をしていたかという平易な質問にも

彼は簡単に答えられなかった。

 

「療養して・・・よく休みました。最近では

インタビューしたことしか記憶にありません。」

 

マネージャーが席をはずしてからようやく

そして音楽のボリュームが小さくなってようやく

キム・スヒョンとの対話はまともに始められた。

「インタービューというのは

　ちょっと怖い気もします。

　記者さんたちの好みというか

　それを僕も知らないうちに

　ついていっているような気がして。

　全部終わったあとに「しまった」と思うんです。」

キム・スヒョンが話したように

好み通りに進めていたら、今私たちは

「クリスマスに雪は降るの」のチャガンジン役を

彼がどれだけ鋭利によく表現したかに関して

話してなければならない。

キム・スヒョンは恐ろしい俳優になるということに

賭けをしてもいいくらいだが

彼は新人俳優ならではの決まって持っている

浮かれて興奮した雰囲気や

若者の好奇心みたいなものが全く見えてこなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「僕は実はどんな仕事をしていても

　期待を持ったりしません。

　特に僕自身に関しては。

　本来性格がちょっとそんな感じで

　常に最悪な場合を予想しているんです。

　そうすると後で結果を見た時によかったからです。

　本当の最悪な状況がきても

　元々思っていたことだから・・・

　いつから
かそれがくせになったんです。」

そんな考え方は幼い頃友達と一緒に

同じ物を買った時や遊んだ時から始まっていた。

「友達と一緒にいる時

　その中で１番ついてないのは自分だと思ってました。

　ドルフィン電子時計が流行っている時だったんですが

　一緒に買っても友達のはよく動くのに

　僕のだけエラーになったんです。

　かくれんぼをしていても

　僕の順番が回ってくると捕まったり

　そんなことが積もりに積もって

　そういう考え方になったと思います。

　だけど、そう考える方が僕は楽です。」

彼は友達の間で人気がある方でもなかったし

目立つタイプでもなかったという。

アウトサイドに近かったし

その上人懐っこくもないバカだったという。

初めて会った人とは話ところか目も合わせられない。

私たちはそんな恥ずかしがり屋でも

良い俳優になった事例を何人か知っている。

どもりのくせがあるブルース・ウィルスは

演技をしている時だけはどもらなかったし

ジョニー・デップは学校に通っていた頃

不適格者だったと告白したこともある。

「特に異性に対して酷かったです。

　地下鉄に乗っていて隣に女性がいると

　緊張してくるんです。

　完全に凍り付いてこうしているんです。」

両腕が隣に座った人に触れないように

前にうずくまった姿勢で

座っている体勢を見せながら説明した。

左利きで一人っ子という環境は

そんな考えをより極大化させた。

「小学校5年生の時、酷い鬱でした。

　一人っ子だからすごく寂しかったんです。

　交通事故に遭った時もあったんですが

　そのせいで頭に傷ができて

　からかわれていたんです。

　そんな事柄が全部コンプレックスだったんですが

　今はどうでもいいです。

　どこか足りなくてもそれを認めて

　対応できるようになったというか

　怖くはなくなりました。」

心配していた母が息子に演劇を勧めてから

人生は大きく変わった。

高校2年生に進学した頃

彼は演劇をやっている人と出会い

お酒を飲みながら自分の話を

他人の前でできるようになった。

「一番最初にやったのが

　女の子とある会話をすることでした。

　確かドラマ「イブのすべて」だったと思います。

　（のちに確認した結果

　「きつねと綿あめ」の間違いだった。）

　未だに覚えているのが女の子の名前で

「アン・ソンニョ」でした。

　かっこの中に「シニカルに見る」

　と書いてあってその次のセリフが

　「愛？愛って何？アン・ソンニョ」

　と言うんです（笑）」

学生時代に部屋の壁に好きな俳優や

歌手のポスターを貼ったことがなさそうな彼は

演劇をやっていた人たちから多くの影響を受け

勇気をもらっていたのは間違いない。

「今でもその時に出会った人達に

　懐いてますし、好きなんです。」

以降彼が大衆に初めて演技を披露したのは

2007年「キムチ・チーズ・スマイル」で

遊園地が好きなイケメン水泳部の

一番年下であるキム・スヒョン役だった。

適度にキュートでしかもキスシーンもあった役柄は

彼を知らせるデビュー作として悪くなかったが

ちょっと似合わない「パーマ」を見ると

俳優にとって似合うヘアスタイルを見つける

ということがどんなに重要なことが気づかせてくれる。

彼が短い髪で子役として出演した

特集ドラマ「ジャングルフィッシュ」での顔を

思い出す方が簡単だからだ。

 

 

 

 

「クリスマスに雪は降るの」にチャ・ガンジンの

子役としてキャスティングされたのも

チェム・ンシク監督が偶然「ジャングルフィッシュ」の

再放送を観て気に入ったからだった。

だけど、キムスヒョンは

「ジャングルフィッシュ」に対して

恥ずかしい記憶でいっぱいだった。

「記者試写会の日、僕はすごく泣いた�
��です。

　隣にパク・ボヨン氏と（ファン）

　チャンソン、（チャン）キボム

　そして監督がみんないるのにも関わらず

　すごく泣きました。

　顔が真っ赤になって顔をくしゃくしゃにして

　泣くときってありますよね

　その時なぜかそんな気分でした。

　監督に申し訳なくて同僚俳優たちにも申し訳なくて

　僕がすべて台無しにしたような気分になりました。」

 

 

 

どんなに自分の演技がいやになったとしても

俳優が試写会の場で泣いたりしない。

萎縮して実力を発揮できなかったのではと思う

「父の家」の話を出すと彼は更に気に入らない表情になる。

「僕が至らなかったんです。」

新人俳優だから謙遜しすぎているのではないか？

という質問に彼はつまらない解答をした。

「いいえ」と。

だからと言ってインタビュー中ずっと

自分は魅力がなく情けない人間だという

説明をしている部類だと誤解されると困る。

彼は恥ずかしがったり謙遜してしながら

ある事件を話している時は論理的で興味深く話す。

ハン・ソッギュの言葉使いや

ジョ・スンウに似た発音が混ざっているような

キム・スヒョンの声は低音を出しながら

彼の話に説得力を増してくれる。

彼は友達のオンラインショッピングモールに

あげる写真を撮りながらパンツだけをはいて

遊ぶほど純真で挑発的な面があり

（世間の否定的に映ったのとは違って

むしろそのニュースを見て

キム・スヒョンという俳優に魅力を感じた人も多い）

「キムチ・チーズ・スマイル」撮影現場で

シング、ソンウ・ウンスク、オム・ギジュンなど

先輩俳優の前で、彼が百回を越えるほど

見て覚えたというミュージカル「ジキル＆ハイド」の

法廷シーンを真似るほど積極的で気兼ねがない。

彼は2007年YTN STAR TVインタービュー中にも

「ジキル＆ハイド」の一小節を歌ったが

オーディションに来ているように

カメラを真っすぐ見つめながら

真顔で真摯に熱唱する彼の姿を見て

笑わない人はいないだろう。

お陰で彼はオム・ギジュンが当時出演していた

ミュージカル「失恋男女」にゲストとして出演できた。

「内容をご存じですか？ある山荘があって

　そこに自殺するために人が集まるんです。

　それがおかしくもあり悲しくもあるんですが

　（キム）サンホ兄さんが山荘を訪れる人に

　「どんな用で来られましたか？

　なぜ死にたいんですか？」と聞くんです。

　僕は「ミュージカル俳優になりたいのに

　機会を与えられなくて死にたいです。」と言うと

兄さんが「そうなの？ミュージカルがやりたいの？

それじゃ俺が一度テストしてみるから歌ってみて」

と言います。サンホ兄さんが歌わせるからと

事前に言っていたので歌を歌ったんですが

その時気分がすごくよかったんです。

僕が舞台にも立てたんです。」

 

 

 

彼は実際に演技するように

真似ながら話す独特なくせがある。

挨拶をすると話している時は

90度腰を曲げて挨拶をし

対話をする時は彼が話す対象の言葉使いや声で話す。

 

「僕は真似ることが好きなんです。

　他人の言葉や声に影響を受けます。

　幼い頃からオーバーだとよく言われてました（笑）」

 

今まで約1時間キムスヒョンは話していた。

けれど彼の体力は幸いにも

彼がやってみたい作品を語るくらいは残っていた。

「僕は青春物が好きです。

　青春だからこそやれるそんな内容ありますよね。

　「トレインスポッティング」「ビート」

　「ベルベットゴールドマイン」みないなものです。」

警察に追われる両親を持ったせいで

やりたいことを積極的に話せなくて苦しむ

「旅立ちの時」のリヴァー・フェニックスや

相米慎二監督の「台風クラブ」の中で

ジメジメした夏を過ごす活発で

力強いエナジーを持つ高校生が似合いそうな彼が

「ベルベットゴールドマイン」みたいな

濃い化粧と性的自由に混沌を起こした

グラムロックスターを消化できるだろうか？

「どちらかをやるとなったら

　「ベルベットゴールドマイン」をやってみたいです。

　僕はむしろそういったところに関心があります。

　同性愛者の演技もしてみたいです。

　目つきも変わると思いますし。」

良い新人俳優を探している監督たち

次の文章に注目せよ。彼は

「脱ぐこともできるし、バカを演じることも可能だ」

と語ったのだ。

けれど、彼に俳優になりたいがために

歯を食いしばって走ってきたとか

どうにか上手くやりたくて

道理に反した経験談を期待しては困る。

正直な青春がそれなりに好きではあるが

俳優として持っている大きな目標や

ご大層な計画みたいなものはない。

「この仕事をするために

　大きな努力をしたことはないような気がします。

　僕は遠くを見られないんです。

　前にある物にぶら下がりやっていたら

　足の甲に火が付いたように

　そんな感じで追ってきたような気がします。

　僕は大黒柱でもあり世帯主です。

　（彼が少しの間笑った）

　だから今はできる仕事をしながら

　前に進むしかないんです。

　少なくとも後退しなければ

　出遅れることはないと思いますから。」

　彼の4回目のインタビューはこうして締めくくられた。

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか？

スヒョン君のファンになって間もない方々に

キム・スヒョンがどのような俳優なのか

少しでも理解してほしくて紹介いたしました。

彼は演じることが大好きで

そして家族のために・・・

精一杯頑張ってきたんです。

 

 

 

 

 

 

お詫び

 

「REAL」の台湾製DVDですが・・・

未だにカスタマーセンターからお返事がなく

送料など詳細がまだ分かりません。

ごめんなさい！！