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ユリゴコロはもっと評価されるべき
全くネタバレなしで感想を書く自信がないので一応「ネタバレあり」にしておいた。
帰宅ルートとはだいぶ迂回する形となるが会社帰りに映画「ユリゴコロ」を観てきた。Rihwaが主題歌歌ってるのと吉高さんが好きなので観たかった映画だ。
平日だったので110名程度入れるスクリーンに観客は自分を含めて3人。席は自由に選び放題だった(笑)
開演前に時間があったので鑑賞した方のブログやツイッターでネタバレ無しの感想を見たが「グロい」とか「ホラーだ」といった感想が多かった。
主演の吉高由里子が殺人者になることは知ってたので当然殺人シーンもあるだろう。でも今までそのような映画もホラーもそれなりに見たことがあるので大丈夫だろうと自負があった。
主演の美紗子(吉高由里子)
もう一人の主演といっていいだろう、
山奥でカフェを営む亮介(松坂桃李)
大人になった美紗子と運命的な出会いをする洋介(松山ケンイチ)
物語はこの3人が中心で展開される。
「ユリゴコロ」とは、幼少期の美紗子が聞き違えて「心のよりどころ」を「ユリゴコロ」と勘違いした言葉だ。
Rihwaが歌う「ミチシルベ」はRihwaがブログでエンドロールで流れることを明かしてくれてたので本編では流れないと分かり集中して観る事ができた。
序盤に登場した幼少時代の美紗子役の女の子はよく知ってた子だった。つい数週間前までNHKドラマ「悦ちゃん」に出演してた女の子で平尾菜々花ちゃん。ユースケサンタマリア、門脇麦、西村まさ彦らの中にいても子役ながら抜群の存在感を魅せてた子だ。
そのドラマで演技力の高さを魅せてもらったが「ユリゴコロ」でも感情を表に出せず人と接することが苦手な少女役を見事に演じてくれた。セリフの無い役だから顔の表情や仕草で演じないといけない難しい役どころだったと思う。
この映画で最初に背筋がゾッとしたのが彼女が出てるシーンで彼女の演技だった。
美紗子の中学時代を演じたのがRihwaの新曲MV「ミチシルベ」にも出ていた清原果耶さん。
MVのラストシーンで同級生からもらった花束をプールに投げ込みプールに仰向けに飛び込んだシーンも意味が解らなかったが幼少期の記憶から来てるのかと分かると謎が解けたが衝撃すぎる。それでもまたMVを見返したくなる。
彼女にもゾッとさせられた。
そして今回の主演 吉高由里子さん。
自分も大好きな女優の1人で、彼女が出演するドラマは面白いか面白くないかに関わらず吉高由里子出演てだけで見るようにしてるくらいに大好きだ。
「タラレバ娘」のようなコミカルな役もイイが、心に闇を抱えた無機質な役が良く似合う。
殺人を犯したり血が流れるシーンが多く、そのシーンがグロテスク過ぎて、開演前に見た感想で「グロい、ホラーだ」と言われる理由が分かった。そんなシーンは見慣れてると自負してたが何度も目を逸らさずにはいられなかった。
さすがに序盤は見るのがつらかった(笑)
ストーリーが特に面白くなるのは、松山ケンイチ演じる洋介と出会ってからでしょう。
映画の予告でもあった「あなたの優しさには容赦がありませんでした」のセリフが印象に残ってたので、どのシーンで、どんな強く激しい愛なんだろうと思ってたが、意外や普通にありふれた日常での夫婦の愛であった。彼女にとっては普通の愛され方が「容赦ない愛」なんだろう。
ずっと笑うことがなかった美紗子が涙を流し嬉しそうな表情を魅せ、ニコッと笑った表情もあり「容赦のない愛」を身体中に叩き込まれた思いだった。
幸せがあると不幸も訪れるもので、美紗子が自らその幸せを壊していくのかと思いながら観てたので、後の展開もずっと緊張しっぱなしだった(笑)
2時間近くの映画だと、ドラマでもそうだが、気が抜けるシーンとか安心するシーンがあったりするものだが、この「ユリゴコロ」には一瞬も気を抜くようなシーンがなかった。
ずっと緊張で身体を硬直させながら観てた気がする。
美紗子を演じる吉高さんは、語気を荒げたり、感情を激しく露わにするシーンこそないが、その心の奥に潜む病んだ感情や恐怖を感じさせる静かな演技は迫力ありました。演技ではなく自然と出て来るエロさも彼女の持ち味でしょう。
運命的な出会いをする洋介(松山ケンイチ)も良かったです。
時には出会う必要が無くていいんじゃないってストーリーもあるが、この二人、美紗子と洋介は必ず会わなければいけない運命だったんだと思い知らされる。
愛する相手の衝撃過ぎる過去を知ってしまうと、離れるか、より強く求めるかだろうけど、昨今のドラマや映画なんかだと「それは過去であって今の君を愛してるよ」的な流れになることがあるけど、現実は果たしてそうなるか疑問だ。同じ屋根の下で暮らすのに過去を気にせず暮らしてゆけるだろうか。そんな人もいるだろうが、そんな出来た人間ばかりじゃないと思う。でも別れたくない気持ちも残る。
だから山奥のダムの上でのシーンはとても印象的だった。
「ユリゴコロ」で驚かされたもう一人の主演、亮介役の松坂桃李。
父の部屋で見つけた「ユリゴコロ」と題したノートに書かれた手記を読んだあとの徐々に表に出て来る怒りや狂気に満ちた演技と普段の優しい青年との振り幅の大きい役は見応えあります。ドラマで好青年を演じてるイメージがあるので、完全に彼の見方が変わるくらいの好演技だったと思います。
映画を見終わった後は、心が晴れるわけでもなく、消化不良なわけでもなく、手放しのハッピーエンドでもなく、ずっしりと愛を感じることもなかった。
ただ後から後から、ゆっくりだが「あれも愛だったのか」「これも愛なのか」とじわ
わ心が満たされていく映画です。
だから誰かと見に行って、見終わった後に映画の感想など語り合うのが良いのかなと思う。
最後にエンドロールで流れるRihwaの「ミチシルベ」
映画に寄り添った、吉高さん演じる美紗子の心情を歌った歌詞に、自分の感情を言葉でうまく表現できない美紗子になり替わってRihwaが歌に乗せて語り掛けてくれてるようだ。
静かなバラードであるが、ただ綺麗な声で優しく歌うだけなら、吉高さん、桃李くんの迫力ある演技に気圧されるだろう。Rihwaの持つ優しくも力強い歌声でなければ負けてしまう。
エンドロールでの「ミチシルベ」は、歌詞もメロディーも歌声もRihwaじゃなければ、と思わされる曲であった。
重苦しい映画だが曲を聴きながら余韻を楽しんだ。
簡単に人を殺してしまうロボットのような無機質だった彼女が、愛されたことによって人を愛し思いやる人間に変わってくれた。観てる自分も救われた思いだ。
血の出るシーンには目を背けたくなるが、夫婦の愛、親子の愛、恋人との愛、多くの愛を感じる作品です。
ミステリー映画としても展開が読めずハラハラしながら楽しめた。
見終わった後、きっと誰かに語りたくなる映画かもしれない。
良い映画でした!吉高さん良かったです!
ユリゴコロの魅力満載、激安サイト
先日、『ユリゴコロ』を観に行きました。ストーリーに関するネタバレなしで感想書きます。”ユリゴコロ”は、心の拠り所を表した言葉のようです。
基本、松坂桃李さん演じる亮介の視点で話が進んでいく感じで、”究極の愛”が描かれていく作品ですね。グロいという感想があるようですが、そこまでグロい感じではありませんでした。もちろん血が出たりはしてますけど、一番グロいところは隠されてる感じになっていますし。血の量もそんなには出てないです。
点が線につながるシーンはそこに行くまでに段々それがわかっていくんですが、「おお~」という感じですね。また、ぐっとくるシーンもところどころにあります。”ただの殺人鬼の話”って感じではないですね。一部理解できる心情もありますし。
心情描写が全体的にしっかりしているので感情移入しやすいかなと。まるまるの共感はできませんが。
思ったより”日常”のシーンもあります。主に亮介がとあるノートを読む事で話が進んでいきますね。
冒頭から”謎”がどんどん出てきて、その伏線が回収されていく感じもかなり自然だなと思います。不自然さが全くないというか。
出演者の演技も素晴らしかったですね。特に吉高由里子ちゃんを初めとして、松坂桃李君、松山ケンイチさん、清野菜名ちゃん、佐津川愛美ちゃん、木村多江さん、清原果耶ちゃん。早織ちゃんもいい味出していますね。子役の女の子の演技もよかったです。
久々に吉高由里子ちゃんの闇を抱えた役を観ましたが、やっぱりこういう役も上手いですね。『紀子の食卓』などを思い出します。
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