きっかけは、視点の移動で魅力アップ

はじめからピカピカのきっかけなんてない。自分できっかけをピカピカにするだけだ。

イントネーション

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イントネーションを鳴らすのは帰ってくるあなたです。

スタッフ

 

原作:バロネス・オルツィ
脚本:ナン・ナイトン
潤色演出:小池修一郎

 

キャスト

 

パーシヴァル・ブレイクニー:紅 ゆずる
マルグリット・サン・ジュスト:綺咲 愛里
ショーヴラン:礼 真琴
マクシミリアン・ロベスピエール:七海 ひろき
ルイ・シャルル:星蘭 ひとみ
アルマン・サン・ジュスト:瀬央 ゆりあ
マリー・グロショルツ:有沙 瞳
プリンス・オブ・ウェールズ:英真 なおき
ピポー軍曹:美稀 千種
アントニー・デュハースト:壱城 あずさ
アンドリュー・フォークス:天寿 光希

あらすじ

 時代はフランス革命の真っ只中。

贅沢の果て、平民の怒りを買った貴族たちは、毎日のようにギロチンの餌食となり、露と消えていました。血で血を洗う争いが続いていたのです。
そんな中、突如現れたのが、謎の男「スカーレット・ピンパーネル」。
幽閉された貴族の脱獄を手伝い亡命へと導く、貴族にとってのヒーロー誕生です。

 

さて、あるカップルが結婚しようとしていました。
新郎はイギリス貴族のパーシヴァル・ブレイクニー、通称パーシー(紅ゆずる)。モテモテチャラ男です。
新婦はフランス人気女優のマルグリット・サン・ジュスト(綺咲愛里)。こちらは気の強いお姉さん。
彼らはお互いに秘密を抱えたまま付き合っていました。
パーシーの正体は、なんと!あのスカーレット・ピンパーネル。ただのチャラ男じゃなかったんですよ。
マルグリットは、かつてのフランス革命活動家。
しかし、殺戮を繰り返す政府のやり方に愛想を尽かし、結婚を機にフランスを脱出するつもりです。
女優最後のさよなら公演中に、革命政府の指導者マクシミリアン・ロベスピエール(七海ひろき)の姿を見、つい嫌味を言ってしまうマルグリット。
まったく堪え性ってものがないんでしょうか。
案の定マルグリットは逮捕、劇場は閉鎖。
バリバリの革命家、ショーヴラン(礼真琴)は、「ピンパーネルの手助けする侯爵の居所を吐け」と、マルグリットに迫ります。
このショーヴラン、マルグリットの元カレだというから、話がややこしいじゃありませんか。
マルグリットが口を割ったことで、侯爵がギロチン行きになったから、さあ大変。
侯爵の処刑はマルグリットが起因であることに勘づいたパーシーは、マルグリットに冷たくなるし、マルグリットは冷たいパーシーに嫌気が差すしで、まさかのスピード離婚!?
イギリス貴族とフランス女優の結婚はどうなるのでしょう。
また、スカーレット・ピンパーネルは使命を果たせるのでしょうか・・・。

 

「スカーレット・ピンパーネル」の日本初演は2008年。
名曲の数々で綴る、痛快コメディミュージカルです。
新星組トップスター、紅ゆずるさん、綺咲愛里さんの大劇場お披露目公演になります。

 

感想

 

「スカーレット・ピンパーネル」は宝塚歌劇団自ら、「ベルサイユのばら」に反旗を翻した作品です。
嘘です。
しかし、“貴族は悪、市民は善”であるベルばらに対し、“貴族は善、市民は悪”にしたスカピンは、構図的に真逆といってよいでしょう。
この作品の魅力は、何といってもフランク・ワイルドホーン氏による美しいメロディライン。
単純明快なストーリーに、重みのある曲を乗せることで、程良い仕上がりになっています。
宝塚ファンが好む、ゴージャス衣裳・三角関係・美味しい悪役のトッピングも、ヒットの理由かもしれません。
今回もまた、大いに楽しんでしまいましたよ。

 

しかし偏屈な私にとっては、ツッコミどころ満載ですけどね。
まず気になるのは、裕福で恵まれたイギリス貴族が、困っている隣国貴族を助け、英雄視されるという鼻もちならない展開。
趣味はクリケットに乗馬に狩りですと?
その趣味にフランス貴族救済もプラスしましたか。
そんなおぼっちゃまがたの施しは受けたくないので、誇りある死を選びます!という貴族はいなかったんですね。そうでしょうとも。人間誰しも己の命は大切ですから。
スカーレット団には、野良犬のように扱われてきたショーヴランの気持ちは一生わからないでしょう。
マルグリットの行動にも疑問が残ります。
フランスは言論統制されているのをわかっていながら、何故、政府を批判したのでしょう。
そこに強い意志があるからですよね。
だったら、反政府派として活動すればいいものを、チャラ男貴族と結婚とは・・・。海外逃亡にしか映りません。
とまあ、なぜかショーヴラン目線でブツブツ文句をいいましたが、気にせず続けます。

 

さて、新生星組の感想です。
開幕早々、かなりギクシャクしたものを感じました。
「実は、僕がスカーレット・ピンパーネルなんだ!」とパーシーが告白する場面は、芝居の流れっぷりがひどく、友人らがピンパーネル団に入った経緯が行方不明になるほど。
ところが、パーシーとシャルルが交流する場面で、グッとシーンが引き締まり、グラパン登場で完全復活。
そこからは時間を忘れて楽しむことができました。
マイナスから出発したのに、プラスに跳ね上げたのは紅ゆずるさんを始め、星組メンバーの力だと思います。
個人的に再演は、前回とガラッと違うタイプのキャスティングで観てみたいので、念願が叶いましたよ。
なぜ、違うタイプを望むかというと、今まで見えなかったものが見えてくることが往々にしてあるからなんです。

 

私は今までパーシーのことを、“ちょっと、イヤな奴”と思っていました。
真相を知るのが怖いからといって、新妻を無視するなんて器が小さすぎやしませんか?
例えるなら、会社ではイイ人なのに、家に帰ると不機嫌な態度をとる二面性オトコ。
「見知らぬ貴族を助ける前に、やることがあるだろう!」と言いたくなります。
ところが紅パーシーは、不思議と“イヤな奴”ではありませんでした。
それは意図しないものかもしれないですが、パーシーの未完成な人物像が浮き彫りになっていたからです。
全体的に軽めな感じでまとまっているのも、好むところでした。
欲をいえば、もう少しトップ2人の歌に聴きごたえがあると嬉しいのですが、何もかもとはいかないのも宝塚の良いところですね。

 

キャスト感想

 

スカーレット・ピンパーネルことパーシヴァル・ブレイクニーを演じたのは、星組新トップスターの紅ゆずるさ
です。
銀橋のセンターに立つ紅さんは、眩しいほどにキラキラと輝いていました。
待ってました!といわんばかりの熱い拍手を一身に受ける姿は美しく、希望に満ち溢れていましたよ。
さて、パーシーの印象ですが、舞台感想に記したように、導入部は芝居の硬さが気になりました。
“説明台詞はゆっくりわかりやすく”と演技指導されたかのようなポツポツ感が、かえって仇になっています。
カッコよくキメるシーンも不自然で、まだ台詞を自分のモノにしていませんでしたね。
けれど話が進むにつれ、徐々に紅さんらしいテンポを取り戻します。
シャルルを包む優しさは大人の余裕があり、紅さんの新たな魅力をみたような気がしました。
グラパンになってからは本領発揮です。
戯けたパーシーそのままのグラパンで、下手な変装っぷりも可愛げがあるといいますか、なんといいますか。
悪ノリしてイキイキしてくると、「楽しそうだね、良かったね」と、親のような気持ちにさせられるから不思議です。
グラパンからパーシーに戻る際、ねば~る君並みに伸びる驚きもあり、バッチリでしたよ。
イギリス貴族のボンボンが正義の味方になると、実はこんな感じなんじゃないかな、と思わせられる、リアリティがありました。

 

パーシーの婚約者、女優のマルグリット・サン・ジュストを演じたのは、娘役新トップスター綺咲愛里さんです。
弓なりの眉もよろしく「おほほほほ」と微笑む綺咲さんは、堂々たるマダム感。
マルグリットのトレードマーク、臙脂色ドレスの着こなしも美しいです。
終盤でパーシーをひた向きに想う気持ちはよく伝わりました。
しかし、強い女性を演じようとしたせいか、始終ツンツンしっぱなしで、もう少し柔らかさがあってもよいのではないかとも感じましたね。
マルグリットは、あのパーシーを好きになる女性ですよ。
どこか、抜けたところがあってもいいと思うんです。
トップスターになったばかりで苦労があることは百も承知ですが、もっと、綺咲さんにしかできないマルグリットが観てみたかったですね。

 

実は一番気の毒な人、ショーヴランを演じたのは、礼真琴さんです。
礼さんの魅力はダンスで、歌はその次くらいかと思っていたら、なんのなんの。
ハイパワーな歌で、劇場を大いに盛り上げてくれました。
なんとも心地良い美声です。
しかし、しかしですよ。
声色、物言いが模倣です。
もっと違う役づくりを期待していましたね。
いくら継承するのが宝塚の在り方とはいえ、タイプが異なる役者には、別の演出をつけるのが再演の醍醐味だと思うんです。
初代をなぞるなら演出不在で構いません。
決して良くなかったのではありませんよ。
丁寧な演じ方や見事な歌は、レベルの高いものでした。
ゆえに、礼さんで、アッと驚く新たなショーブランを観てみたくなってしまったのです。
几帳面に描かれた、もみ上げピンピンピンピンを眺めると、拭い落としたい衝動に駆られましたよ。
金髪白肌のショーヴランがいてもいいじゃないですか!

 

その他、瀬央ゆりあさん、有沙瞳さんの仲睦まじいコンビ、英真なおきさんのバランスが取れたポップさに心踊りました。

 

最後に。

 

文字では伝えにくいのですが、“ショーヴラン”のイントネーションを間違えたままインプットしていました。
何故だか“ヴ”の音で上がると勘違いしたんです。
“ノープラン”の発音でショーヴランを記憶していたのです。
わからないでしょうが、続けます。
よってショーヴランの名前が出る度、「訛ってる、訛ってる」と、違和感を覚えていました。
観客の耳とは、勝手なものですね。
ですが上には上がいました。
後方席の人が「ショーヴンが」と、話しているのを耳にしましたよ。
ショーヴンってなんですか。
1文字だけ略したのでしょうか。
イマドキですね。

 

Fin

 

 
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『何故、日本人に非日本人にみられるんだろう?服装?髪型?化粧?』と思っていたら、友人に、“Because of your attitude!”と言い切られました。
がぼっ。そんなにオラオラってるんですかい…ッ!
初対面で、控えめに接していたつもりなのに…っ!
人との距離が近く、踏み込みが早いそうです。コレ、まさに『関西のオバチャン』ですやん!
過去記事にも何度か書いてますが、
北米化ではなく、関西のオバチャン化…ッ!
参照過去記事:『』
遺伝子レベルで組み込まれているのでしょうか?
ちなみに関西と九州のミックスです。両親揃って激情型です。ぶひゃ。

過去に日系図書館で日本の漫画を読んでいたら、「あら、偉いわね、日本語を勉強なさってるの?」と、とても品のいい女性に声をかけられたことがあります。
いや、日本人ですってば!
でも、確かに、日本語も怪しい…。特にイントネーションがおかしい…。いろいろ、おかしい…。しかし、直せる気が微塵もしません。キリッ!

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