言動 はてしなく自然飲料を追求する
閉鎖的(逃げ場のない)な実習環境で
あればあるほど、精神的に追い
込まれやすい
先日、ある養成校教員と話をしていて
改めて感じた事です
話を聞いていて8月頃にニュースに
なった船員の養成校の事を思い出し
ました
航海練習船で実習を行っていた1人の
実習生が自殺、1人は自殺未遂、
1人は行方不明になったニュースです
船員の実習は3ヶ月間もある様で、
もちろん海の上の為、逃げ場が
ありません
パワハラ的な事実は確認出来なかった
という事ですが、療法士の臨床実習
同様、成績が絡んでくる可能性が
ある為、ハラスメント的な事は表面化
しにくいのかもしれませんね
では理学療法士、作業療法士、言語
聴覚士の臨床実習に差はあるの
でしょうか?
私はあくまでも理学療法士であり、
作業療法士と言語聴覚士の臨床実習に
関して詳しく把握している訳では
ありませんが、
閉鎖的という意味では言語聴覚士の
臨床実習は精神的ストレスが生じ
やすい可能性が考えられます
理学療法士、作業療法士の臨床実習
では実習生の周囲にスタッフや患者
さんがいる事が多い
一方で言語聴覚士は臨床実習指導者
もしくは患者さんと1対1、つまり
閉鎖的な環境(言語聴覚室)になる
可能性が高い
周囲の目が少ない事に加え、逃げ場
のない環境に追い込まれる為、理学
療法士、作業療法士と比較すれば
ハラスメント的な事が起こりやすい
環境なのかもしれません
逆に考えると、1対1の関係は上手く
関係性さえ構築出来れば、実習後も
生涯付き合える様な良い意味での
師弟関係を作り出せる可能性も
ありますが・・・
私は以前から様々な養成校の実習生を
見ていて感じていた事があります
養成校の方針なのか、指導者の指示
なのかわかりませんが、臨床実習
指導者に張り付いている(常に行動を
共にする)実習生を時折見かけます
私は実習生には臨床実習指導者を
中心として、色々な療法士の見学に
ついた方が良いと考えています
当然ながら療法士によって考え方、
学んで来た事、仕事に対するスタンス
等が異なるからです
様々な価値観に触れる事は大切ですし
何よりも実習生の緊張感緩和にも
繋がると考えています
実習生も人間ですから、接しやすい
療法士と苦手な療法士がいます
それは先に臨床実習を経験した先輩
として理解出来るのではないで
しょうか?
実習先の環境や臨床実習指導者にも
よりますが、臨床実習期間中は基本的
に緊張状態である事が多いでしょう
その緊張感を少しでも緩和させる時間
も大切ではないでしょうか?
最近実習生と話をしていて感じた事
なのですが、多くの実習生は『質問
攻め』にストレスを感じています
一方で多くの指導者は決して実習生に
『わかりません』と言わせたい訳でも
なく、その事について深く掘り下げて
欲しい訳です
つまり実習生の捉え方と指導者の想い
にギャップが生じている事になります
指導者の思いもよらない部分で精神的
ストレスを感じている可能性があると
いう事ですね
実習生がドロップアウトしてから
『全然気が付かなかった・・・』と
いったパターンにならない為にも、
実習生の言動に敏感でありたい
ものですね
『実習生に何かを伝えたい』
あなたの熱い想い、熱の入った徹底
指導が知らない間に閉鎖的な環境を
生み出している可能性もあるのでは
ないでしょうか?
テイルズ・オブ・言動

腰に手あてて相撲を見る















